2005年07月31日

耳を傾ける

とある方で、とても素敵だなぁと思う人がいました。
その方の声を聞くとなぜかとても安心する、なぜか癒される、そんな人。

ふと、その魅力のヒントに気付きました。
それは、肯定するココロ。

私はその方に、何もかもをぶちまけてしまうようなそんな間柄ではないのですが、
それでも、その人は、私のどんなことも肯定してくれるような気が、勝手にしています。
結果がどうであれ、人がその時に真剣に考えて選んだ道とは、誰も否定することのできないものだと、私は思っています。

そして、その方の声はとても美しいのです。
ひそかに私は耳が悪く、人の声がとても聞きとりにくいのですが、その方の声だけは、すーっと耳に入ってくるのです。
それがすごく気持ちがいい。

私の耳は、子供の頃の事故で片側が聞こえずもう片側のみのかすかな聴力で日常生活を送っています。
耳が聞こえなくなるのと同時に、声を出すのがとても不安になりました。
自分の声が聞こえないというのは言葉を発するのにとても困難なことで、これには未だ苦労があります。(といっても日常生活に支障のない程度)

私の母は、とても声の美しい人でした。
今でも朗読のコンテスト(←謎)などに出ると必ず優勝します。
引込まれるような美しい声と抑揚のある語り口なのです。

私の耳が聞こえなくなった時、母の声だけは、はっきりと聞き取ることが出来たのです。
これはちょっと驚異です。
もしかすると、いつも私を肯定してくれる母の声が、すっと心に入り込んだのかな、と思います。

私はただでさえ、ボーッとしており、あまり人の話を聞いていないように見られがちなのですが(汗)、それでも、人の言葉に耳を傾けるのがとても好きで、大切に大切に聞き取っています。

しんとした静かな夜、外に飛ぶ小さな虫の羽音も、大切に聞こえます。


posted by stella at 17:55| Comment(4) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
あ、こんばんわ!実はわたしもみみが悪いの。だから、なんかうれしくなって、コメントしてしまいました。わたしは波長難聴で、ある特定の波長が聞こえないんです。だから、まったく話が聞こえないおじさんとかいるんですよ。

あと、電話はここだけのはなし、5割くらいしか聞こえていません。適当に、「はい、はい」と言っています。
Posted by らむね at 2005年08月04日 02:20
らむねさん
あ、なんか安心...♪
わたしもおじさんの声は苦手ですね。
電話もめったに使わない...しかしケータイメールなど便利な世の中になりました(笑
聞こえない(伝わらない)のは時に悲しいですね。
ただ、不便があると、ほかの部分がすごく研ぎ澄まされるような気がして、第6感とか(笑)ちょっと得した気分になるときもあります。
ビョークのダンサーインザダークという映画で、彼女は目が悪いのですが、見るべきものがどんどんシンプルに分かるようになく様子にちょっぴり共感しました。
ちなみに、らむねさんの声は、パシパシと心に響いて綺麗に聞こえます。
Posted by stella at 2005年08月04日 23:30
ちょっとした時間に携帯でこの記事をみてあいかわらずジーンとくる言葉タチだなと思いました
Posted by サト at 2005年08月11日 21:51
サトさん
嬉しいです。ありがとうございます。
実は、サトさんのコメントのほうこそ、何だかいつも、絶妙なタイミングで、グッとくるんですよね。
Posted by stella at 2005年08月12日 21:43
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